IMG_0993 SST① IMG_1003 SST②

【日時】

(1日目) 平成28年2月19日(金)16:30~18:30

対象:精神障がいのある方のご家族 19名参加

(2日目)平成28年2月20日(土)10:00~12:00

対象:精神障がいのあるご本人 7名参加

【講師】高森信子先生

教職10年を経て子どもの心のアートセラピストとして、幼児・小児の美術教育に15年携わる。その後東大SSTリーダー養成研修を経て1989年当事者や家族ボランティアなどのSSTリーダーとして活躍中。主な著書に「あなたの力が家族を変える」「家族が知りたい統合失調症への対応Q&A」や「メンタルヘルスマガジンこころの元気+」に寄稿。

※SST(社会生活技能訓練)日常生活上でのコミュニケーションの方法を集団で学習、習得していく訓練のこと。

 

【内容】

全国を飛び回る先生ですが、奄美では2回目の講座となり昨年に引き続き今年も参加する方も多くいました。

ご家族向けへの1日目は、「巻き込まれ状態からの脱出方法」がテーマで、先生の実践でかかわりのあった具体的なエピソードを紹介するところからスタートしました。精神の病を発症したご家族の立場からどういう支援をすればいいのかということを考え、本人の気持ちをわかって寄り添うことの大切さを教えてもらました。最後は3人一組になり具体的な困りごとについてロールプレイを行い、皆さん笑顔で楽しく話し合いました。

2日目の障がいのあるご本人への講座では、病気の部分ではなく健康な部分を増やしていくことで気持ちを楽にしながら生活する方法について話してもらいました。ストレスが溜まったと感じた時の対処方法をみんなで意見しながら、周囲に対してお願いや断る方法について2人一組になり練習をしました。最後には「ちゃわんむし」の唄の大合唱になりました。

先生が全国で関わるご家族や当事者のお話をわかりやすい言葉で説明してもらい、参加者からも「本当に困っていることが少しわかった」「解決できそうな気がしました」と感想をいただきました。