【期 日】平成26年10月24日(金)16:30~19:00 【会 場】大島支庁 奄美会館 大会議室 【参加者】100名 【テーマ】「地域における障がい者虐待とその予防について」 講 師:毎日新聞社 論説委員 野澤和弘氏 鹿児島県自立支援協議会 会長 水流源彦氏 「テレビや新聞では時々、報道されるけれど、悪質な一部の施設でのことであって、多くの施設では虐待なんて行われてはいない。そう思っている人は多いのではないか。」 野澤さんはこう続ける。「悪意はなくても虐待は起きるし、自覚はなくても虐待をしていることがある。虐待する側は気づいていないだけで、障がい者は深く傷ついている場合があるのだということをしらなければならない。」 なかなか改善できない障がい者の行動障害についても、障がい者の責任のように見てしまい支援の工夫をしない、他の方法を探そうとしないのではないか?と、優しい口調で語りかける野澤さんに、自分のこれまでの支援を振り返る参加者も多かったのではないでしょうか。 新聞記者という職業上のデータ収集と障害のある方の親としての体験と葛藤は、説得力をもって参加者に届いていたと思います。 「障害者虐待防止法は罰するための法律ではなく、障がいのある人を幸せにする法律」、「自分たちが幸せじゃないと良い支援はできない」ということに頷きながら、心の震える研修は終了しました。 たくさんのアンケートの中に「感動した」という言葉を頂きました。参加された方々は、自分だけではなくそれぞれの職場に持ち帰り、その熱い気持ちを拡散してもらうことで、奄美地区の支援はより向上していくと考えています。
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