【日時】平成30年8月16日(木)15:00~16:30

【場所】奄美文化センター 第2会議室

【内容】 1)差別解消に関する取り組み

    2)意見交換

    3)その他

平成28年4月から障害者差別解消法が施行され、行政機関等と事業者においては不当な差別的取扱いの禁止とともに、合理的配慮の提供が求められることになりました。

昨年度に引き続き、奄美地区5市町村においても関係機関による地域協議会を開催することで、障害差別に関わる事例共有、関係機関連携推進、差別解消に資する効果的な取り組みの検討を行いました。

※この協議会は、障害の有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現につなげることを目的としています。

【差別解消の取組報告及び意見交換】 

差別解消に関する取組の報告では、下記3点のバリアフリーウォッチングについて、報告を行いました。

 ①平成29年度バリアフリーウォッチング報告

  各行政庁舎及び大和村防災センターのバリアフリー設備及び合理的配慮に対する職員理解及び対応について

 ②平成30年度バリアフリーウォッチング報告(トイレ編:途中経過)

  各地域にある身体障害者対応トイレの各種設備設置状況や使用感などチェックリストに基づいて実施している状況の途中 

  経過について報告

 ③平成30年バリアフリーウォッチング報告(プール編)

  三儀山運動公園のプール利用について、当事者も交え各関係機関と一緒に行った確認に状況を報告

※上記3回のバリアフリーウォッチングの中で、特に車いす駐車場の設置は増えていますが、運用や使用感について、

「入口から遠い」など気になる状況も確認出来ました。

各委員からは、

・トイレがキレイなら旅行できた人にも、良い印象を持ってもらえるのでは(空港や、港湾は特に奄美の玄関口として確認してほしい)

・当事者も参加してチェックできる機会を作って欲しい。

・今回得た情報を観光資源として活用できるような方法の検討を

・観光協会等との連携も必要ではないか

・要望のアフターフォローのチェックをするべき

などのご意見がだされました。

また今回は、鹿児島県弁護士会や人権擁護委員協議会、大島地区身体障害者連絡協議会、北大島手をつなぐ育成会の他にも、マルエーフェリー、奄美航空、奄美商工会議所、しまバスの3社1会議所が参加され、それぞれの合理的配慮の取り組みや障害者差別解消に関する今後の方針など積極的にお話しいただきました。

【その他】

各事業所にも「合理的配慮」についての理解を広めるための研修などに活かしていただくため、下記参考資料やぴあリンクで実施している出前トークなどぜひ活用していただきたい。

 ※参考資料:埼玉県で作成されたDVD

 「こんなときどうするの?」“障害者への合理的配慮”~望ましい対応~

      http://www.pref.saitama.lg.jp/a0604/sabetu/dvd.html