日時:平成30年3月3日(土)10時~11時半
場所:大島支庁 4階会議室 共催:名瀬保健所
参加者:24名
テーマ:「当事者の声を聴く!~障がいのある人の支援を考える~」
講師:公益社団法人いちょうの樹 メンタルホスピタル鹿児島
ピアサポート専門員 小山恵理氏 作業療法士 中山優紀氏
今回は、精神疾患を抱えながらピアサポート専門員として働く方の、体験を通して感じる支援のあり方を語ってもらうことで、障がいのある人の就労支援に関わる者や、そこで働く当事者の視点や思いを考える機会とするために企画しました。
就労支援事業所スタッフや働く当事者が参加し、小山さんの話に耳を傾けました。最初に小山さんから「病気と上手に付き合う方法」として自身の発症や病名、入院治療、退院後の生活、働くまでの経過を話してもらい、ピアサポート専門員としての仕事を説明してもらいました。その後、インタビュー形式でさらに話を深めて行き、働く中での楽しさ、困った時の相談、体調管理について話を聴きました。参加者からも質問用紙を出してもらい、たくさんの質問に答えてもらいながら、最後には医療や福祉についての希望を語っていただきました。
参加者からは、「目標を立てることの大切さや、積み重ねていくための思いの強さ汲み取ることができた」「利用者の方に寄り添って関わっているつもりだったが、自分の支援を振り返り初心に戻らねばと実感しました」等、たくさんの感想をもらいました。