「令和3年度 南部地区子ども支援net」を開催いたしました。
今回は、奄美南部地区(奄美市住用地区、宇検村、大和村、瀬戸内町)の教育、保育、行政等の支援者等を対象に、ミニ研修及び多職種連携に関するグループワークを実施いたしました。
本来は、宇検村の「元気の出る館(宇検村教育委員会)」で開催する予定でしたが、新型コロナ感染症が地域で急拡大したことを受け、急遽、完全オンラインでの開催となりました。
研修では、オンラインの環境を活用し、鹿児島大学大学院臨床心理学研究科の「高橋佳代」准教授によるミニ研修として「発達年齢に応じた支援」について講演したいただきました。
後半は南部地区での多職種連携に関する意見交換をZOOMのブレイクアウトセッション機能を利用して開催。それぞれのグループで活発な意見交換が行われました。
各グループから出された、南部地区での療育及び支援の現状として、「地域に療育機関の数が少ないこと」「各機関の連携」、「地域理解の拡大」「小さいコミュニティだからこその相談しにくさ」「相談窓口の周知徹底」などがあげられました。
また、コロナ禍により、県からの専門家派遣等が行いにくい現状も踏まえ、「地域での専門家も含む人材育成」についても意見が出されていました。
しかしながら、このような中でも、オンラインを活用することで、他の地域の方たちと繋がれたことや、小さな地域だからこその強みなどに対する前向きな意見も挙げられ、非常に有意義な時間となりました。
コロナ禍という事で、直接顔と顔を合わせてお話しする機会を作ることが難しい状況ですが、それでも、オンラインの環境なども活用しながら、今後も地域の支援者の「顔の見えるネットワーク」を拡げるための取り組みを行っていきます。
1.開催日時:令和4年1月14日(金) 13:25~16:00
2.開催方法:オンライン(ZOOMアプリを利用)
3.参加機関及び参加人数
チャレンジドサポート奄美、にこぴあ、のぞみ園、ここ園、愛かな、聖隷かがやき、のぞみ園(相談支援)、相談支援センターしゃきょう、高丘保育所、久志小中学校、田検小学校、田検中学校、名柄小中学校、阿室中学校、阿木名小中学校、篠川小学校、奄美病院、鹿児島県子ども総合療育センター、奄美市福祉政策課、宇検村保健福祉課、瀬戸内町保健福祉課、鹿児島大(高橋氏)、ぴあリンク奄美(オブザーバーとして瀬戸内町議含む)計34名
3.実施内容
〇ミニ研修(鹿児島大大学院 臨床心理学研究科 准教授 高橋 佳代氏)
「発達年齢に応じた支援」
〇グループワーク
「奄美南部での障がい児やその家族を支える人たちの連携について」
※南部地区子ども支援net 議事録及びアンケート