平成30年10月31日(水)17:00~19:00 AiAiひろば
主催:奄美地区地域自立支援協議会
≪自分らしく生きる≫~障がいと生きるすべての人々の可能性を信じて~
講師:社会福祉法人太陽会しょうぶ学園統括施設長 福森 伸氏
パネルディスカッション:榮野和光氏(愛の浜園施設長)、山口敏親氏(鹿児島県立大島養護学校)、園田明氏(株式会社あまみらい)
参加者:110名
講演会では「普通」とは一体どういう意味なのか。ノーマライゼーションの考え方について学びました。同化的と多元的があること、差異を認め一般社会が歩み寄る多元的の在り方、その人はその人のまま生きれば良く、困ったときにケアするべきなど、エピソードを交えお話がありました。
パネルディスカッションでは、それぞれの立場から障がいを持つ人の可能性、日々の支援で感じていることや取り組みとして、作業工程の細分化、重度者も関われる作業、成長する力、その子らしさを深め広げること、障害者バスケットボール県選抜チームに奄美から選ばれた事例の発表や、地域には手伝いをしたいが何をすればいいのかわからない人もいる等の福祉関係者以外の協力者についての存在等のお話しがあり、終盤は福森伸氏も交えて意見交換を行いました。
終了後のアンケートでも、「こちらの目で見て、できないこととして捉えるのではなく、できていることが何か、それをいかに生かしていくのかを支援する方法を見極めることが大事なのだと気づいた。できないことをサポートしていくことが優先なのだと思っていた」「”障害”や”ふつう”ということについて深く考えさせられました」「「ノーマライゼーションに対する考え方が変わった」「本当に”自分らしい”という意味を改めて考えさせられました。本人ばかりを頑張らせようとしている。周りが変わることが必要なんだという話が身に沁みました」「発想の違いに目が覚めた思いがしました」など、たくさんの言葉が寄せられました。
(アンケート回答数68名)
又、会場では、しょうぶ学園の作品の展示の他、奄美地区の事業所からも作品の展示に協力していただき、その質の高さに講演の合間に作品に見入ったり手に取る参加者がたくさんいました。